転倒予防に効く!バランス感覚トレーニング
高齢期の転倒は大きなリスクです。骨折や長期臥床を防ぐには、日頃からバランス感覚を鍛えることが不可欠です。
今回は、自宅で手軽にできるトレーニングをご紹介します。
バランス感覚の重要性
立って歩くだけでも、数百の筋肉や関節が連動し、足裏の感覚(プロプリオセプション)が脳に情報を送ります。この情報伝達が低下すると、体幹や下肢の微調整がうまくできずに転倒リスクが高まります。
NABOSOマット活用法
凹凸のある専用マットを素足で使用すると、足裏の神経が活性化。地面との接地感覚が鋭くなり、バランス能力が向上します。毎日1~2分、立つだけでも効果的です。
自宅でできる3つのトレーニング
- 片足立ち
壁や椅子を軽く支えにして片足を上げ、30秒×左右。慣れたら支えなしで行う。 - かかと前後スイング
両足を揃え、かかとを交互に持ち上げて前後にスイング。背筋を伸ばし、目線は真っ直ぐ。 - リズムステップ
1秒で右足→左足とステップ。リズムを安定させ、膝は軽く曲げて行う。
継続のコツ
- テレビCMの合間など、短時間を有効活用
- 家族や友人と挑戦し、励まし合う
- 飽きないように音楽をかけながら行う
これらを習慣化することで、転倒リスクを大幅に低減します。
筋力や柔軟性だけでなく、脳‐筋連携も強化され、安全な毎日をサポートします。